給食部会

給食部会長のメッセージNEW

  私は、この度、給食部会の部会長を仰せつかりました高山泰典と申します。下関市にあります入所施設「第二くすの園」の施設長をしております。よろしくお願いいたします。
 さて、私にとりまして、給食の思い出はあまりいいものではありません。小学校時代の給食は栄養をとることを最優先として、味は二の次という状態でした。(そういう時代であり、栄養士さんや調理員さんのせいではないことはわかっていますが)特に印象に残っているのが、牛乳代わりに出ていた脱脂粉乳という飲み物でした。アメリカでは家畜のえさに混ぜるということが言われていたもので、かなり特徴のある味でした。友達の中には鼻をつまんで飲んでいた人もいました。中学生になり弁当になった時にうれしかったことを覚えています。
 翻って今の小学校の給食はと言いますと、見た目もカラフルでおいしそうです。もちろん飲み物は牛乳です。子供がおいしいと言って食べているシーンもテレビで見ることがあります。また、郷土料理や郷土の材料を使った食べ物が出るなど、献立にも工夫がみられ、見ていてよかったねと思うこともよくあります。
 今の福祉施設の場合も同じだろうと思います。色々な献立があり、味にもこだわりできるだけおいしく、楽しく食事ができるよう工夫がされています。ただ、施設の利用者の皆様にとりまして給食は、変化の少ない施設の生活の中での大きな楽しみの一つであることは間違いないところですので、さらに工夫して、その楽しみにいかにして応えるかが給食に携わる栄養士、調理員をはじめとする職員への最大の課題であろうと思います。予算、食材調達、設備などの制約を受けながら、また食の安全、栄養バランス、ひいては利用者の皆様の健康全般を考えながら、できるだけおいしいものを提供しようと、皆様も日々努力されていると思います。
 給食部会は、そういった努力をされている栄養士の皆様が、各施設の課題や問題点、改善点などをもちより話し合って、より良い給食の形を実現させるための場です。いまだ新型コロナウイルス感染症の流行は収まっておりませんので、その状況を見ながらになりますが、より良い給食の実現のための話し合いの場を設けたいと考えておりますので、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

給食部会長 高山泰典
 

給食部会の活動NEW